【メリークリスマス】きっとこれを読めばフィルムカメラを好きになってくれるはず。

フィルムカメラを始めよう

全世界で二十億人以上の人々がスマホを持ち、その半数以上が写真アプリで写真を取り、二千五百億枚の画像がネットにアップロードされる時代に、なぜわざわざ廃れゆくフィルムカメラを僕は今みなさんにすすめようとしているのか。

 

だって、今の若者はデジタルカメラが当たり前。デジタルカメラになってから、カメラはとても扱いが簡単になり、カメラ自体のコストも落ちて、「シャッタースピード」「絞り」「ISO(感度)」など、カメラのことを勉強しなくともある程度、誰でも、簡単に、綺麗に、写真を撮ることができるようになりました。

 

そもそもスマホアプリでもかなり高機能なものがあって、フィルターを当てれば一瞬でおしゃれな写真になるし、細かくいじっていけば背景もぼかせる、味のある写真が出来上がってしまいます。

 

しかし逆に言えば、操作が簡単な分、デジカメを使えば誰が撮っても同じように見えてしまうことは多々ありますし、スマホなら「この写真はVSCOのフィルターだな」と分かってしまいますし、たくさんいじることが出来る分、そもそもいじることが面倒になる人もたくさん。誰にでもできることに魅力や価値はありませんし、めんどくさくなってしまったら、そもそも写真を楽しめていませんよね。

 

 

そして、デジカメやスマホのカメラは「綺麗に写りすぎる」という問題点も度々指摘されています。綺麗に写りすぎると困る人は多いでしょう、人物像であれば、小さな毛穴や肌荒れまで完璧にカメラは捉えてしまいます、すこし悲しい現実です。だから、Photoshopで加工をゴリゴリしたり、スマホであればSnowなどを使って「盛った」写真を撮るのでしょう?だからこそ、今フィルムカメラに注目が集まっているのも事実なんです。

 


懐かしさに新たな発見 再び「フィルムカメラ」が人気

 

「写りすぎないくらいが良い」

「わざわざ加工しなくても、いい感じに味のある写真が撮れる」

 

うんうん、とうなずかざるを得ません。フィルムカメラはデジタルとは違い「データ」ではなく「フィルム」という不可逆的なモノが残ります。

 

撮ったら最後、現像するまでどのような写真になっているか確認できないのです。これを「ドキドキ」と捉えるか「不便」と捉えるか。

 

フィルムで撮影された写真は、まずフィルムというものが残ります。デジカメではRAW画像です。スマホはJPGです。前者は手に触れ、光にかざすことが出来ますが、後者2つはその存在を確認するには、お使いのデジカメのRAWサポートがmacにインストールされている必要がありますし、スマホなら「写真フォルダ」を見なければいけません。

 

実際に触れることの出来るフィルムをファイルしていくと、自分自身が撮りためたフィルムを現実の重さとして確かめることが出来ます、それが増えていくと「達成感」や「趣味」としての重みを如実に感じることができます。

 

一方でデジタルカメラやスマホで撮影された写真は、データとして残るため、大抵の場合ランニングコストが実質0円で半永久的に「データ」として残り、それがある種デジタルの強みでもあり、一方で、少し無機質で重みを感じない(物質感を感じる事ができない)趣味としての価値観が欠落した部分でもあります。

 

 

僕は、「データではない」写真が実際に手元にあると、思っている以上に嬉しみ、懐かしみを感じることができました。デジタルデータを振り返るよりも、鮮明に撮影した時の思い出やシチュエーション、記憶が蘇ってきます。

 

デジカメやスマホでの撮影は、ほぼ無制限に何度もその場で写真を撮り直すことができますがフィルムカメラはそうはいきません。フィルムを持ち歩く限界もありますし、いい写真がとれたかどうかは後日現像してみるまでわからない。だからこそ、撮影している一瞬一瞬が勝負で、そんな思いで撮っているからこそ、なんとなく、デジカメやスマホで撮影した写真を見る時以上に、思い出が溢れかえってくるのです。

フィルムカメラのオススメポイント

さて、フィルムカメラについてダラダラと語った所でなかなか魅力が伝わらないのでいくつかポイントに絞り僕がフィルムカメラを面白いと思う理由を説明していきたい。

マジで上手く撮れない!

自信を持って撮った渾身の一枚だったはずなのに、水平がずれてたりピントが合ってなかったり露出をミスってたり、めっちゃボケボケで見れたもんじゃない!最初はホント見るに堪えないものばかり撮ってしまっていたのですが、逆にそれも愛おしいのです。楽しいと言うか、「悔し楽しい」とでも言いましょう!上で書いているようにデジカメやスマホだと簡単に綺麗に撮れてしまうので、逆に綺麗に撮れないことが楽しみの1つ、フィルムカメラの醍醐味なわけです。

1枚撮るのにめっちゃ時間をついやす!

最近はスマホで写真を撮る時、基本的に連射をしてその中からさらに綺麗に撮れているものを選ぶことが一般常識となりつつあります。動いているものを撮るわけでもなく、自撮りをする際もバシバシ撮りまくります。一方で、フィルムには枚数に限りがありますし、フィルム代もばかにならないので、どうしても一枚を撮るのに慎重になります。失敗を防ぐために、構図、シャッタースピード、目測Etc..あれこれ考えて撮るからどうしても時間がかかるんです。逆にそれが楽しいですし、とっても写真の勉強になるわけです。

撮った写真から蘇る思い出の美しさよ!

一スマホやデジカメで撮影をした写真をみかえしていても、1つ1つの写真にあまり思い出がないことってありませんか?あれ、これどこで撮ったっけ?みたいな。上でも書いた通り、フィルムカメラでは一枚にかける時間と意気込みがすごいので、何を撮ったか忘れるなんてことはまずありません。撮っていた時の情景、思い出、心情が物凄く溢れ出してきます。思い出はとっても美しいですが、写真に宿る思い出の強さ、鮮明さは普段のそれの何十倍も違ってきます。

結論は自己満足

なんだかんだ思いを込めて写真を撮って、その自分に酔って、そして写真に思いをよせる、自己満足でも全然OKなんです。もしフィルムカメラとか触ったことないという方でちょっとでも興味があったら、中古屋さんに安いものはたくさん!是非一度チャレンジしてみてください。フィルムカメラには「写真を撮る」ことの本質があるような気がしますし、写真を撮ることの「楽しさの本質」が詰まっていると僕は思います!

最後にオススメのフィルムカメラを2つ

さて、ここまで長々と説明してきたので最後に僕がオススメする最初に手に取るべきフィルムカメラを2つだけ紹介させて欲しい。

 

 Nikon NewFM2

Nikon NewFM2 ブラック

Nikon NewFM2 ブラック

 

 

OLYMPUS OM-1 

Olympus OM-1 ブラック

Olympus OM-1 ブラック

 

 

分かりやすいようにAmazonのリンクとして紹介しているが実際もし購入されるのであればぜひ中古カメラ屋に足を運んで実際に手にとってから購入して欲しい。基本的にフィルムカメラは中古なので、商品状態は様々。そのため実際に街の中古カメラの取扱があるお店で実物を手にとって見て馴染んだものを買うのが一番なのだ。上記の2つの機種は比較的にどこの中古屋さんにも在庫があるし、最初の1つめのフィルムカメラとして扱いやすく、見た目も可愛いので僕はとってもおすすめしている。もし恵比寿に在住の方であれば「大沢カメラ」という老舗の有名なカメラ屋さんが恵比寿の西口を出て、ユニオンビルのスタバに向かう途中にあるのでぜひ足を運んでみて欲しい。

 

この記事を読んで、誰か1人でもフィルムカメラ、いや、カメラに興味を持ってくれる人が増えたなら僕はとっても嬉しいです。

 

フィルムカメラの楽しみ方 カメラの知識、撮影から現像・引き伸ばしまで

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