まどかの戯言集

美しく、生きたい。

コスプレイヤーが画像をアップすると「シコりました」と報告される世界線で、僕達は1億総アイドル時代に生きているのだと実感した。

シコりみの世界

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Twitter上では、フォローしている女性アカウントに対して、DMでTinko画像を送りつける男性が多数存在し、いわば「Tinko画像テロ」が頻繁に発生している。

 

この時期だと、どうやら「〜大学ミスコン」等のアカウントに対してTinko画像テロ」が大量に発生しているとの報告を2017年のミスコンに参加している女性から受けた。(引き続きTinko画像テロについては調査を続けているのでもしそういうことを受けた方がいればぜひDM下さい)

 

画像はバラエティに富んでおり「反り立つ姿」「ふにゃった姿」、はたまた「シコった事後の反り立つ姿」「Tinko with Naked Body」など、そのシチュエーションは様々らしい。

 

また同じような現象だが、コスプレイヤーの女性の方が露出多めな画像をアップしたりすると、リプやDMで「シコりました」と報告がくるらしい。友人のひのきお氏は定期的に以下のようなツイートをしているが、やはり定期的にそういう男が現れるようだ。

 

 

もちろんこれらの行為は「わいせつ物陳列罪」等に当たるので警察に相談や報告をして相手が特定されれば逮捕されるのだが、男性はどうしてそこまでのリスクを犯してでも己の「反り立つTinko」を見せたいのか。「おしこり報告」をするのか。

 

こちらに関しては、とてもおもしろい考察をしている記事があるのでそちらを参照してほしい。

oreno-yuigon.hatenablog.com

 

簡単にヒデヨシさんの論をまとめると

  • 変態は、空想の中で、美人とセックスをしているのだ。
  • リアルで女性をくどいて傷つくのが怖い変態、臆病だから。
  • ちんぽのDMは、変態にとっての生殖行為なのである。

と説明されている。

 

一億総アイドル時代

 

ふと、学生時代に研究室の先輩が「アイドルに会える時代の次は、ヤレるアイドルの時代が来るに違いない」と豪語していたことが頭によぎる。

 

変態は空想の上で美人とセッションをしている。美人なアイドルと会って恋人気分を味わい、あくまでリアルではない空想上の関係性を夢想し、そしてシコる。そして空想事後の報告をDMでテキストや写真付きで相手に送りつける。そして満足する。

 

かたや昔はアイドルなどは雲の上の存在で、その絶対的な距離感こそアイドルをアイドルたらしめていたという説もあり、彼女達はテレビを通して、もしくはLIVE等で遠く離れたところからしか見たりすることはできなかったが、今やCDを買えば会えるし、握手もできるし、なんならハグもできるし、どこかの会員制のバーにでも行けば時々働いていたりするし、AVに行く人もいたり、50万円程払えばどこかのお店でワンナイトを彼女と過ごすこともできる。そしてなにより、SNSで気軽にコミュニケーションをとることが可能になった。

 

かの昔のアイドルの絶対性は今やなくなり、そこには「会えるアイドル」がいた。

 

会えるアイドルは虚像であり象徴である

 

と言う議論がある。象徴と言えば「天皇」を思い出すが別にこれは特に目新しいものではない。アイドル(虚像)を天皇という「空虚な中心」喩える議論は昔から多くあった。

 

しかし、例えばAKBや乃木坂、欅坂は

 

「民主的な天皇制」

 

― 選挙という民主的プロセスを通じて、天皇的な「象徴」を生成するシステム ― 

 

という点で類を見ない存在であると言われることも多い。総選挙は、政治的リーダーを選び出すわけではないが、人々に希望をもたらす「祭祀王」としての象徴(センター)を生み出すことはできる。センター、それは左でも右でもない、おそらく有史以来誰も見たことのない異形の「何か」なのである。

 

と褒め称える人もいる。

 

個の影響力こそアイドル力

さて、乃木坂や欅坂等のガチのアイドルの話をしている場合ではない。話がそれてしまった。

 

もはやTwitterやインスタグラムを見てみると、そこにはたくさんの名前を持たないアイドルがたくさんいる。彼女達は名前を持たないし、時には顔も持たない(顔出ししていない)がその戦闘力(フォロワー数)はまるで芸能人やテレビで活躍しているモデル並の人もたくさん。

 

アイドルをアイドルとたらしめていたものが、その絶対的な距離感であったと言うのであれば、今やテレビ等のマスメディアの影響力は年々低下し、その絶対性は無いようなものに等しい。

 

その代わり、SNS等の発展によって、個の影響力がモノを言う時代になったため、もはやテレビで活躍している芸能人やアイドルと、一般の個が同じ一線に立つことが可能になり、それはつまり、一億総アイドル時代の到来とも言える。

 

普段は普通の高校生、だけどSNSではフォロワー数万人のコスプレイヤーで、撮影会を1度開けば100万程の利益を得ている話はよく聞く。普通の一般人の高校生が、だ。

 

コミケで自身の写真集を発売する人もいれば、オリジナルTシャツを作って販売している人もたくさん。

 

そういったクリエーターや実際のアイドル的路線で活躍するアイドルが存在する一方で、DMでオフパコオファーをしたらOKしてくれる女性アカウントみたいな人もたくさんいて、彼女たちもまた、紛れもなくアイドルなのである。「#裏垢女子」みたいなハッシュタグで検索すると業者もたくさん紛れ込んでいるが、中身のあるアカウントも多数存在する。そして多数のファン(フォロワー)を抱えており、Twitter上で毎日コミュニケーションをとっている。たまにアップするおっぱいの画像や下着の画像にいち早くファボをつけている男性ファンもたくさんいるだろう。

 

アイドル力=個の影響力」と言う理論が成り立つと仮定するのであれば、個の影響力の大小に関わらず無数にアイドルは存在するわけで、そして様々な種類のアイドルが存在しているわけで、それが同じ一線の上に存在しているわけで、例えいくつものクラスタ(島宇宙)に分かれていたとしても、みんな同じ一線の上に立つアイドルなのだ。

 

種類・手法が多数あれど、みんなアイドルなのだ。

 

方やYoutubeで動画を投稿していたり、方やFC2のアダルト配信で自らの裸体やセッションを有料放送していたり、また、サロンを運営して信者と一緒に仲良くしていたり、そのコミュニケーションの作法も様々。

 

アイドルの絶対性が無くなった今「個の影響力」こそアイドルをアイドルたらしめるものになっている。この現象は既に顕著だが、今後一層顕著になるだろう。その時、芸能人や、いわゆる乃木坂や欅坂等のアイドルの存在意義も、大きく変わっていくに違いない。

 

会えるアイドルの次にくるものは

さて、話を「Tinko画像テロ」に戻そう。

 

そもそもの出発点は「なぜ男はTinko画像テロ」を行うのかと言う僕の疑問だった。

 

友人のヒデヨシさんは、

  • 変態は、空想の中で、美人とセックスをしているのだ。
  • リアルで女性をくどいて傷つくのが怖い変態、臆病だから。
  • ちんぽのDMは、変態にとっての生殖行為なのである。

と、とっても分かりやすく説明してくれたため、僕はストンと腹落ち(理解)をした。

 

彼ら変態にとっては、Twitter女子もアイドルで、そのアイドルとコミュニケーションをとっているつもりで、そのコミュニケーションのとり方が、いささか変態であるということになる。いささかというより、かなり、か。

 

ただ、そのようなコミュニケーションを許しているアイドルも多数存在するので、一概にそれが悪とは言い切れないのも事実なのだ。そうやって「Tinko画像」を送るとレビューをしてくれるアカウントも存在していたり、「私の画像でシコったら報告してね!♥」とつぶやくアカウントもいたり、世の中は本当に広いと逆に感心してしまう。

 

それまさに「ヤレるアイドル」のことであり、冒頭でも言ったように「アイドルに会える時代の次は、ヤレるアイドルの時代が来るに違いない」という論の左証でもある。変態たちを相手に、空想上でヤる体験を提供するアイドルが無数に存在していることが、昔も一定数存在していたが、段々と、そして一層可視化されてきたのだ。

 

だからこそ僕は「Tinko画像」を送る変態の出現は不可避であったと考える。なぜなら、それ自体をコミュニケーションの手段とする「ヤレるアイドル」が存在しているからだ。これは別にヤレるアイドルが悪いと言っているわけではないし、むしろ、関係の無い他人を不快にさえしなければ「Tinko画像コミュニケーション」も全然ありだと思っている。

 

なぜなら、カップル間や若者の間では「sexting」(若者の男女間、カップル間で卑猥な画像やテキストをお互いに送り合うこと)も1つの文化として存在するじゃないか。若いころ恋人に「裸の画像欲しい!」と言われて送ったことがある人、絶対たくさんいるだろう?

 

その関係性のコンテキストでは許されるコミュニケーションの1つであるのであれば、そのコンテキストを守れるのであれば誰も否定できないし、不幸にもならない。むしろ幸せいっぱいだ。

 

ただ、それが逸脱すると他人に不快な思いをさせて犯罪にもなりかねない。迷惑以外の何事でもない。そもそも、人間関係なんて、非常に細い糸の上を手すりを掴まずにわたっている大道芸人のようなもので、とっても危うい。昨日の「ヤレるアイドル」が今日も「ヤレるアイドル」だなんて誰も保証してくれない、さだかなものなど、この一億総アイドル時代には存在しない。

 

さて、長くなってきたのでまとめに入りたい。

 

誰もがアイドルの時代アイドル力=個の影響力の時代において、可視化された「ヤレるアイドル」たち。

 

会えるアイドルの次に現れた「ヤレるアイドル」!

 

その次には、一体何がくるのだろう。

 

「会ってヤレるアイドル」かもしれないし、何かの反動で大きな距離感が生まれてしまい「ヤレるアイドル」が最後のアイドルにだってなりかねない。何が起こるかわからないのがそれもまた面白いのだ。

 

だからこそ、その謎を明らかにすべく我々は明日も、アマゾン奥地へ向うのだろう。

  

最後に

そんな一億総アイドル時代に生きる僕に1通のDMがきた。

 

色々と経緯はあったのだけれど、僕もTwitterのフォロワーが1万人を超えたあたりからかなりのDMが届くようになった。

 

多くの場合はダイエットやトレーニング、サプリメントの相談なのだが、たまに変なものもまじってくる。僕をホストと思い込んでお店を聞いてきたり、バンドマンだと思いCD出していなんですか?と聞いてきたり等。その程度であれば別に「違いますよ」と返事をすれば良いだけだし、誹謗中傷であればブロックすれば何も問題ない。だが、今回は少しばかり斜め上だったのだ。

 

そう「Tinko画像テロ」だ。

 

 

男性であるにも関わらず、男性の僕に対して己の「Tinko」の画像を送ると言うのは、少しばかり特別な趣味がある男性なのか、もしくは誤送信なのか、僕にはその真意は到底わからないし、理解もできない。

 

しかし、

 

男の僕としては「反り立つTinko画像」よりも「おっぱい&自撮り」「ふとももとパンツ&自撮り」のDMの方が遥かに嬉しいと言うのが、有象無象で溢れる世界の中で強き輝き放つ紛れもないたった1つの真実であることは間違いない

 

このシコりみ溢れる世界に祝福を。

 

前田敦子はキリストを超えた: 〈宗教〉としてのAKB48 (ちくま新書)

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PS

「Tinko画像テロ」を受けた時は、その画像を加工し、ポエム風な画像に仕上げて送り返すと一切連絡が来なくなるとアドバイスを頂いた。

 

「Tinko画像」を「ポエム風画像」に仕上げるなどなかなかに狂気なのだが、さすがは成宮兄貴!だと思わざるを得なかった。

 

ぜひ「Tinko画像テロ」の被害を受けた時は、「西野カナ」の歌詞でも載せたポエム風「Tinko画像」にして送り返してみて欲しい。