”広告代理店視点”で考えるプロの公式コスプレイヤー制度の”旨み”

はじめに

先日、以下のLinkの記事がバズっていました。

 

公式コスプレイヤー制度はコンテンツの人気UPに繋がっていない」という内容の鋭い考察記事になります。ニコニコ超会議でのゲームのブースや、東京ゲームショウでも大体的に公式コスプレイヤーを雇いプロモーションをうっているゲームをたくさん見かけます。

 

zubunuretiwawa.ldblog.jp

 

今回は”広告代理店”という視点で、この界隈の事情を少し皆様にお伝えできればと思い記事を書きます。

 

この記事で皆様に言いたいことは一つだけ。

コスプレイヤー起用案件は”旨い”んです。

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振り返り

まず、この記事を少し振り返りましょう。

 

この記事では、ソニーミュージックが有名コスプレイヤー13人超を公式レイヤー契約してチカラを入れてる「真空管ドールズ」が大爆死した例を用いて現状の公式コスプレイヤー界隈の話にメスをいれています。

 

記事の要点をまとめると

  • 企業側はコスプレイヤーをモデルやタレント代わりに安く利用
  • レイヤー側は作品ではなく自身のタレント活動の肩書きやPRのために利用
  • 公式コスプレイヤー制度がコンテンツの人気UPに寄与してない

となります。

で、この現状を煽っているのが中間業者である”広告代理店”というわけなんですね。

無知なクライアントと安いコスプレイヤー

要はコストを押さえたいクライアント側と、有名になりたいタレントもどきの利害関係が一致して最近盛り上がってきている市場なんです。

 

肝なのが”盛り上がり始めている市場”というところ。

 

つまり、まだまだ発展途上な市場なので、クライアント側(コスプレイヤーを雇いプロモーションを行いたい企業)はコスプレイヤー市場は無知で知見も実例も少ない=コスト面で見積もりがしづらい、だけど、なんとなく流行っているしうちもそういうプロモーションやりたい!という状態、且つ、プロのコスプレイヤーと言ってもタレントや有名モデルよりかは遥かに単価が非常に安いというのが特徴です。

 

クライアントには?百万とかふっかけて、コスプレイヤーの方には数十万..みたいな感じです。

フォロワー数十万人の”プロ”のコスプレイヤーだって大体こんな程度。安いですよ、芸能人や有名モデルを起用するよりかなり(笑)

 

どういうことかわかりますか?

 

得をするのは誰でしょう?

 

中間業者、特に広告代理店が現状貪り放題な市場なんです、企業のコスプレイヤーを利用したプロモーション案件って。

 

弱小事務所に所属するコスプレイヤーは安価だし、代理店は、無知なクライアントには言い値で見積もり持ってけるんですよ。そもそも事務所に所属していないコスプレイヤーさんも多いですし個人間や斡旋業者を通すことが多い。

 

ちゃんとしている斡旋業者なんて、コスプレ案件限定で言えば、電通のお膝元の「ONIGIRI」とか「あきかる」ぐらいしかありません。大手芸能プロダクションに所属しているコスプレイヤーなんて数えるには片手で足りる程度しかいませんし、それ以外は斡旋業者や個人間でのやりとりで案件が決定されています(事務所に所属していないコスプレイヤーさんを起用するには少しリスクが高いので、コスプレイヤーさんの、ある種の身近な存在としてカメコに、代理店の社員やゲームのプロデューサーの人がまざって素性調査していたりするのはチラ裏です。)

 

だからこそ、変なコスプレイヤー斡旋業者やおっさんがいたりして怪しさが倍増な界隈なのですが、とりあえず中間業者としては今ちょうど貪り時期な市場なんですよね。

 

代理店が主導で、コスプレイヤーを雇う値段と、コスプレイヤーを起用して行うプロモーションの値段を決めていける市場。代理店にとっては、とっても都合のよい市場ですね。

 

まとめ

良い貪りどころとして、広告代理店は、ゲーム等でのプロモーションにおいて、コスプレイヤーを起用するプロモーションを提案するケースが年々増えてきています。

 

代理店としてはプロモーションが成功すればそれで良いので、その後ゲームが売れるかはあまり気にしません。(もちろん、売れてくれればその後の仕事にも繋がりやすいのですが)某S◎NYの案件はどこの代理店が間にいるのかなと(笑)

 

アニメ、コスプレ文化はこれから一層一般化されるでしょうし、市場も拡大傾向にあることは市場調査等で既にわかっています。国内だけじゃなく海外市場にもアプローチできるので、その市場を上手くコントロールできれば儲けが見えますね。

 

さて、この市場、今後はどこが音頭を取り、盛り上げていくのでしょうか。

 

そして、今後は誰がより上手く儲けるのでしょうか。

 

現状代理店サイドとしても実績が少ないのは事実ですので、しっかり今後の動向をチェックしていきたいですね。

 

僕からは以上です。