「あなたは、そんなにキモチワルくないよ」と思われていることを、実感したい。

 

 昨夜デートの前にスタバでコーヒーを飲みながらTwitterでとあるつぶやきをしました。

 

 

 引用したのは二村ヒトシさんというAV監督の『すべてはモテるためである』という本です。我ら”陸の王者慶應〜”からのAV監督という異色な経歴の持ち主です。

 

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

 

 

 僕達mensの大好きなビデオの中での様々なプレイを考案されたことでとても有名で、そのカリスマ性はとどまることを知りません。あなたと彼女、あなたと彼氏が夜な夜なの営みで試してみたアレやコレは、もしかしたら彼が考案して一般化したものかもしれませんよ。監督業からは離れますが最近だと、著名な作家さんとコラムを書いていらっしゃったりしますね。

 

 そんな彼が書いた『すべてはモテるためである』を読み返していたんです、デート前に。「デート前に」というところが結構重要で、世間でよく男女関係がしばらくない人が「僕(私)枯れているのよ(潤ってない)〜」と言うことがあると思うのですが、割りと的を得た表現だと思っていて、僕も例によって最近は枯れていたのですが、久々に「よし、デートだ」という感じだったので、ちょっと気合を入れようと読んでいたんです。潤いよ!戻れ!

 

 男女関係のノウハウに関する本はたくさん出版されていますし、僕も何冊か持っていますが、この本は特に自分の内面に着目されて書かれていて、いつも内省する僕にはぴったりなんですよね。自分の気持ち悪さと向き合う本。

 

 トーク術だとか、誘導術だとか、NLPだとか、そういうのって、慣れている人がやれば全然ハマって全て上手くワークすると思うのですが、いかんせん僕は久々でしたし、心も体もチェリーボーイだったので、そんな状態でノウハウに頼っていくやり方をしたら、きっとただの気持ち悪い男になっちゃいます。

 

 こんな本を手に取るぐらいの奴は、基本的に”モテない”人ですよねきっと。「奥手だ、積極的にいけない、いつもフェードアウトされるEtc..」男女関係に係ることで何かしら問題を抱えていて、それの答えを探して本を手にとった人が殆どだと思います。僕もそうですし。でも、そんな男性を女性視点で見ると、やっぱりただの”気持ち悪い”男です。

 

 そういう自分の”気持ち悪さ”と向き合って行く本がこちらです。この本では、まず、自分が考える「モテ」について具体的な状態を考え、あなたの考える「モテ」を明確化します。そして次に「自分がどういうタイプの気持ち悪い男か」という分類から始まり、「自分がどういう状況の時、誰を相手にしている時、どのタイプの気持ち悪い男になっているか」を考えていきます。

 

  1. かんじのいいバカ
  2. かんちがいしているバカ(かんじわるいバカ)
  3. 臆病なのにバカのふりをしているバカ(かんじわるいバカ)
  4. バカなのに臆病(暗い人)
  5. 考えすぎて臆病(暗い人)
  6. 考えられる人だか、臆病すぎない
    A.かしこく見える人
    B.かしこいのにバカのふりをしている

 

このリストの①と⑥がモテる人で、その他はモテないやつです。この本ではバカとは「ポシティブな自意識過剰」とされていて、臆病で暗いというのは「ネガティブな自意識過剰」とされています。

 

 僕の場合はどうでしょう。時と場合と相手によりますが③〜⑤をウロウロしているのではないでしょうか。勘違い野郎丸出しの時もあるし、超臆病になっておどおど気持ち悪いやつになっている時もあります。殊更⑥の人に対して憧れを持っていますね。まあ、僕のベースは「臆病」一択です。

 

 「臆病」の原因は生まれ育った環境が原因だとか、これまでの人生で顔を伺って生きてきた、だとか、理由は様々です。一方で共通することは「自信がない」という点です。おどおどしちゃう。もしくは行動しない。しかし、「臆病」をいいように言い換えれば「謙虚」です。謙虚な人は好感度は高いかもしれませんが、いざという時に勇気を出せずゴールを決めることができない、いざというときに自分の欲望を出したら相手に気持ち悪がられる。「〜君、そんな人だとは思っていなかった・・」とかね。僕はどちらかと言えばこれまでの恋愛は全て受け身でした。相手からの明らかなパッシブサインがない限り絶対自分から行動しないような面倒くさい男です、チキンな男です。自分から行動できないなんてダサいですね、知ってます。まあ、それでもこれまで何度も恋愛ができてきていたので、甘やかされて生きてきたのだなと。いざ、自分から行動するぞ!と意気込んで過去を振り返っていると改めてそう思います。

 

 このように、今の自分の心の状態を分析しつつ、どういう風な会話をして、どうやって話を広げて、どうやって・・・など考えていました。どうしてこんなに1回のデートに躍起になっているのだろうと不思議に思っていたのですが、考えてみれば簡単なことです。

 

 冒頭でも言っているように、僕自身が「枯れている」からでした潤いを欲している自分がいたのです。身勝手ですね。そんな目的のために1人でデートに躍起になっているのです。もちろん相手の心情は考慮しますが、あくまで主体が僕の身勝手な目的。潤いがない期間が続くと、やはりどうしても自分に対しての自信が削れていきます。自信がなくなります。でも、例えば一度デートをしてそれが成功したら自信につながりますよね。「僕にはまだ魅力があった」と思うことができる。それだけだったんです。「あなたは、そんなにキモチワルくないよ」と思われていることを、実感したかっただけなんです。

 

 胸糞悪いですね、相手の気持ちをそこまで考慮せず自分の目的のためだけにデートをして1人で勝手に内省する。超身勝手。相手にそれが悟られたかどうかはわかりません。相手は満足していた様子でした、また会いたいと。僕自身も満足しました。デート自体は成功なのでしょうか。実際に、会話は楽しかったですし、料理も美味しかったです。

 

 でも心のどこかで僕自身のこの行いを責めている自分がいたので、翌日にあたる今日に僕はこうやって内省をして文章にまとめています。何が言いたいのか、正直纏まりはしません。ただ、久々にこうやって自由恋愛市場に自分を晒すと学ぶことは多いなと改めて思いました。もやもやしますが、たまにはこういう感情もしっかり文章にしないと。

 

「あなたは、そんなにキモチワルくないよ」

 

 僕はそんなにキモチワルくないのでしょうか。否、こんな文章を書いている時点で気持ち悪さしかありませんね。そういうことです。

 

 

男性向け

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

すべてはモテるためである (文庫ぎんが堂)

 

 

 女性向け

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか (文庫ぎんが堂)