【スクショ有り】歌い手とコスプレイヤーの闇:岩茶と蛇足と楠ろあ〜オタク文化の変容〜

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ニコニコ歌い手蛇足さんが現役JKと結婚前提交際していることをLINE公式ブログで発表されました。

 

lineblog.me

 

未成年との交際を公式に発表したとのことで、ニコニコ界隈やオタク界隈を大いに震撼させ様々な物議を醸す事態になってしまいました。蛇足さんご自身は30代後半です。

 

まだ未成年なので賛否というか主に否が多いと思います、その点重々承知いておりますが本当に彼女を大事に思っていますし結婚を前提にお付き合いさせて頂いております。

 

蛇足さんはニコニコ動画の「歌ってみた」出身のタレントで、その低く甘いボイスで数多くのファンを魅了しています。僕自身も彼の歌っている『心拍数』や『星の子守唄』、『指切り』は大好きでした。

 

蛇足ですが、蛇足さんと福山雅治と僕の声域が大体同じです。カラオケでボカロPの歌を歌う時は大体蛇足さん設定で歌うとイイカンジになります。更に蛇足ですが、僕も蛇足が好きな洋服ブランド『julius_7』が大好きで、時々Twitterやインスタにアップされている服がかぶっていたりして、1人でニヤニヤしています。

  

話がそれました。さて、事態を更にややこしくしてしまったのが、本人が公式ブログ(現在は削除済み)で言及した有名コスプレイヤーとの「セフレ」関係問題です。今回は、蛇足さんがこのようなブログを書き、また後述する、現在は削除済みの本人が事実関係を明記したエントリーを書くことになってしまったのかという点について、その経緯を整理して考察し、背景にあるニコニコ動画が生み出したオタクネット文化の変容について言及していきたいと思います。「オタクネット文化の変容」のみについて知りたい方は、最初は読み飛ばしていただいて全く問題ありません。「ニコ動文化のオタク文化」から読んで下さい。それではよろしくお願いします。

 

まず、今回登場するアクターについて整理しましょう。

 

 

 

蛇足さんの説明はもういいですね。残り二人を軽く紹介させてください。

 

岩茶さん 

コスプレイヤーとして活動されていて、Twitterでもフォロワーはたくさんいらっしゃる、所謂有名コスプレイヤーさんです。上の記事にもあるように、国内で行われるいくつかの大きなコスプレイベントに参加されたり、個人撮影会等を開催していらっしゃいます。僕も池袋ハロフィンで見かけたのですが、カメコの騎士団(笑)が周りを取り囲んでいました。笑 近づけない!笑CROOZブログでブログを書き始めたようですね。

 

blog.crooz.jp

 

 

楠ろあさん

今回の件では、一番の被害者的な立場にいらっしゃるのではないでしょうか。蛇足さんの公認の”彼女”です。女子高生ユニット反則実行委員会という音楽活動のユニットに所属されています。

 

piano-corp.com

 

twitter.com

 

Twitterを見ていたら気がついたのですが、YasuやHyde様、黒夢さんを背景画像に設定されているようなので、バンギャなのかな、と憶測しています。笑 僕はだいすきです、Yasu様、Hyde様。笑 

発端

 

事の発端は、 コスプレイヤーの岩茶さんの裏アカが発見され、蛇足さんとの関係について言及があり、それが拡散されてしまったことです。

 

 

このアカウントの発覚が本人達にも伝わり、本人達も事実関係について言及しています。

 

 

 

 

暫定対応

一連の裏アカ発覚の騒動後、二人は揃って公式で交際の事実を伝えました。アメブロとLINEブログ。

 

ameblo.jp

 

lineblog.me

 

歳下のろあさんの方がしっかりしているとの声も。

 

 

  

しかしながら、騒動は収まる様子は見せません。憶測は更なる憶測を呼ぶ。過去にも飛び火する。実は蛇足さん、過去にも浮気の事実があり、炎上したことがあります。今回はソレについては言及しませんが(本人が削除したブログでは浮気事実を認めていました)詳しい記事のリンクを貼っておきます。

 

ニコ生備忘録: 日南響子 Nem 蛇足 阿部大護 騒動まとめ

 

 

心労が積もり積もっているのでしょう。本人たちもお疲れの様子。蛇足さんは事実関係をブログで報告するとツイートされました。

 

 

 

今朝未明(既にブログは削除済み) 

 

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ベッキーもこれぐらい清く、事実関係について公式ブログに書けば良いのにと思ったのは内緒です!!

  

蛇足さんはこのブログエントリーを通して、「例のツイートは彼女の妄想で事実ではない」という点、「過去の浮気の件は相手が誰にしろ一応は事実であり反省している」と言う点、この2つを説明されました。もちろんファンや世間はこのような説明で納得するわけはなく、本人がTwitterアカウントを削除したり(2016/2/14 アカウント復活)、この該当エントリーが削除されたこともあって、炎上はしばらく続きました。事実関係はどうであれ、それぞれの皆様に置きましては多大な心労を抱えていらっしゃるに違いありませんので、これ以上事実関係について言及することはやめておきます。個人的には、これぐらいのことほっとけよと思いますがね。はやく殿には本領発揮しつつ、しっかり復活して欲しいというのが本音です。

 

また、あくまでこれらはTwitterやインターネット上から集めた第三者からの情報ですので、その真偽については、こちらのブログでは保証しません。ご自身でご判断ください。

 

ニコ動文化のオタク文化

 

アイドルやタレント等の芸能人、ミュージシャンのスキャンダルは何時の時代もよくある話です。今回はそれが、ネット界隈、殊にニコニコ動画発祥の文化圏内で発生したことに着目しなければいけません。かつてニコ動はオタクの聖地でした。安息の地でした。癒やしの地でした。各々普段の生活では隠さないといけない趣味を思う存分に発揮できる。日本のn次創作文化を育てた素晴らしいプラットフォームです。シミュラークルとシミュレーションです。そんなニコ動が2008年から「ニコ生」というユーザーの生放送システムを有料会員に解放しました。その頃から、段々とニコニコ動画はある種のリアル寄りのコミュニティの質の変遷をたどります。「囲い」「追っかけ」可愛い生主にはたくさんの「囲い」と呼ばれる集団ができはじめました。いわゆる「ファン」です。それは歌い手達も同じで、イケメンな歌い手や良い声の歌い手にはたくさんの囲いができます。そうすると、彼ら彼女らはリアルイベントに出演するようになります。本人開催のイベント、更に有名になると「ニコニコ超会議」等公式イベントに呼ばれるようになります。そうやって知名度が上がっていくと、生主が芸能事務所に所属するようになったり、歌い手が音楽レーベルと契約してメジャーデビューしたりしはじめます。ニコニコ動画出身の〜〜みたいな宣伝文句は一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。そうなると、もはやそのファンと彼らの関係性は、そこらのアイドルやタレントと同じような構造を持ち始めます。

 

 

  

ニコニコ動画がそういったタレントが出るとなると、そういうツールとして利用されはじめます。当たり前ですよね。

 

となると、例えば「タレントになりたいけど、まずは一旦コスプレイヤーとして人気になっておくか」みたいな。

 

「一旦メイドカフェでメイドとして働いて、そのあと○V女優なろっ♡」「一旦SKEになって、そのあとA○女優なろっ♡」と同じ構造ですね。

 

 

アンソニー・ギデンズが言うように、文化とは作り作り変えられるものです、再帰性です。ニコニコ動画プラットフォームも時代と共にそのコミュニティの文化や構造は変化し続けています。もしかすると、日本のn次創作の発祥のプラットフォームとしてのニコニコ動画は、既に役割を終えたのかもしれません。そうなってくると、ニコニコ動画を利用するユーザーの質も変化していきますね。

 

同じくして、コスプレイヤーと呼ばれる人たちも、その属性は時代と共に変化しています。簡単に国内での”コスプレ”の歴史を振り返りましょう。

 

単にアニメの仮装と呼ばれていたマンガやアニメの扮装をすることをコスプレと呼ぶようになったのは同人誌即売会コミックマーケットか起源であるとされています。1980年代から国内ではコスプレが世間に認知され、1990年代になると、店員がコスプレ衣装を着用してサービスを提供するコスプレ系飲食店や風俗店が登場し広がりを見せ始めはじめました。

 

以降その人口は拡大し、様々なコスプレイベント等も開催されるようになり、従来、コスプレは個人が衣装を製作し、同人誌即売会などで着て、個人で楽しむものでしたが、近年は企業や団体が参入し、様々なビジネス展開が見受けられるようになっています。矢野経済研究所が行った調査『「オタク市場」に関する調査結果2014』では詳しく、そのビジネスの規模や展望が記載されているため、興味のある読者はぜひチェックしてください。

 

その場所性の変化についても軽く触れておきましょう。

 

日本に約10~12万人いると言われているコスプレイヤーの多くは、関東・東海に集中しており、関西より西は、福岡を除いてイベントに参加するタイプのコスプレイヤーは少ないのが現状だと言われています。コスプレイヤーの人口自体の急速な増加は、ゆるやかな増加へ変わりつつありますが、それはあくまで関東での成長が天井に届いてきている結果であり、西日本などの現在イベント参加者が少ない地域では、コスプレイヤー数の増加や、Webコンテンツ及びイベント参加率増加の可能性を多く秘めていると言われています

 

コスプレへの敷居が低く、またそれを披露する場所も縛られない。そうなると、コスプレをする人たちの属性も変化しはじめます。コスプレイヤーが、「アニメが好きで好きでたまらないからコスプレする人」ばかりではなく、「ちやほやされたい」「有名なりたい」からコスプレする人もたくさん出現します。オタク市場は彼女たちの都合の良い承認欲求を満たすのにとても優れているからです。ちょっと肌を露出しておけばあっという間に、Twitterで例えるなら、フォロワー5000人ぐらい稼げちゃいますから。フォロワーも5000円も出せば、数千人単位で買えちゃいますし、そもそも。

 

 

では、ここでコスプレイヤーの属性を大雑把に2つに分けてみます。

 

ガチオタ・腐女子等オタク系コスプレイヤー

 

少なからず、オタクであったり、腐女子であったりする趣味を持ち合わせ、作品等に愛を注ぎつつ、その一環としてコスプレイヤー活動を始めた人々。するコスプレは作品が既に存在するものが多い。

 

ちやほや系

 

ここ数年の間に出現した、ちやほやされたい為にコスプレをする人々、もしくは有名になりたいという承認欲求からコスプレをする人。作品等にこだわりなく、オリジナルの衣装であったり、有り触れているものでコスプレ活動する人が多い。ちやほやされるためなら、作品やコスプレにこだわりはない。承認欲求お化けに成り果てて、脱いだり、エロROMに走る人も少なくない。タレントに憧れる人も多い。

 

 

 

 

 

こういう指摘がでてくるのも、おかしくありませんね。蛇足さんレベルとなれば、ニコニコ動画出身の歌い手のスター的な存在になります。彼へアプローチするような後者に属するようなレイヤーさんはたくさんいらっしゃるでしょう。

  

ニコニコ動画がかつてのニコニコ動画ではないように、コスプレをする人たちも、かつてのコスプレをする人たちばかりではなくなってきている。当たり前のことかもしれません。今回の騒動の件を見て、より、オタク界隈が「カジュアル化」されてきていると、ひしひし感じます。ビジネス市場として成長しているのですから、当たり前かもしれません。そしたら、参入する人たちも増えますし、その属性は変わりますよね。当たり前です。市場原理です。ある種、皮肉にも、今回の件を通して、ニコニコ動画は、彼が目指している「リアルとの融合」が形になっているとも言えるのかもしれませんね、。

 

ビジネス市場として注目されているオタク市場、その礎をつくったとも言えるニコニコ動画出身のアーティストのスキャンダル、そしてオタク文化の礎とも言えるコスプレ活動をしているコスプレイヤーさんの質の変容をまとめてみました。今後、この3人には何かしら動きがあるのでしょうか、引き続き要チェックですね。別件ですが、コスプレ界隈の闇に関しても、後日エントリーに書きたいと思っています。

  

 

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コンテンツの秘密―ぼくがジブリで考えたこと (NHK出版新書 458)

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