素人が素人的に「夫婦別姓認めない規定に対して合憲の判断」をした最高裁の判決文を読んでみた。

昨日、お茶の間では話題になっていたのではないでしょうか。

 

「夫婦別姓を認めない規定」が”合憲”という判決を、最高裁判所が言い渡しましたね。様々な議論を呼び起こしています。

 

www3.nhk.or.jp

 

 

この規定は明治時代に制定された民法で「家制度」に基づき、夫婦が同じ「家」の名字にするという制度から始まったと言われています。戦後の民法改定で、夫が妻の名字を選べるようになったものの、同じ名字にしなければいけないという制度は維持され、今も続いています。近年、女性の社会進出で結婚前にキャリアを積み、名字に愛着や誇りを持つ女性が増えたことから、欧米の国々のように「選択的夫婦別姓」を求める声が高まってきました。夫婦同姓の義務がある国は、とても少数に限られているようで、国連の女子差別撤廃委員会は「女性に対する差別的な法規制だ」などとして、日本政府に制度の是正を求めているという事実もあります。

 

とはいえ、今回、「夫婦別姓を認めない規定」が”合憲”という判決でしたが、実際の判決文を読むと色々と議論の余地が見えてきます。判例情報は裁判所が公開しているので本文を見てみましょう。

 

最高裁判例 平成26(オ)1023  損害賠償請求事件
平成27年12月16日  最高裁判所大法廷  判決  棄却  東京高等裁判所

リンク:裁判所 | 裁判例情報:検索結果一覧表示画面 PDF

 

 

長いですね、、、、ポイントをまとめてみます。

 

夫婦別姓は違憲という話はしていない

という一言につきます。

 

「夫婦別姓禁止」の現状は憲法違反ではない、という判決なので、別に夫婦別姓を認める法改正がなされたところで、それが違憲だという話ではないので、勘違いはしちゃダメよという話なんです。

 

夫婦別姓を導入すべきかは、立法機関の判断する所、司法機関は三権分立に従い現在の夫婦同姓システムが違憲かどうかの判断をする所なんですよね。

 

三権分立、ちゃんと皆さん理解していますか。

 

判決文を読んでみると、「別姓不要」と言っているわけじゃないです。「現在のシステムに問題がない」と言っているのです。「新しいシステムを導入すべきではない」とは一言も言っていないのです。この2つは大きな違いですよ! 

 

さらに、裁判長は「夫婦別姓については国会で論じられるべきである」と述べました。つまり「国会(立法機関)で論じられる余地がある」ということは、それで別姓を認めるとなればそれで良いと認めていると受け止められるし、また「通称使用で緩和される」ということは「同姓を強いられることによる不都合はある」ということも認めているようなものなんですね。

 

これらを考慮すると、現状は、「国会で論じられるべきである」というコメントを裁判長が付けてることをポジティブにとらえて、現行民法の改正を、引き続き、粘り強く求めるのが最良なんじゃないでしょうか、と素人は考えます。

 

感想

 

この判決は、この問題を国会で取り上げるように引導を渡しましたし、今後の国会での動きに注目するしかない!と思いました。久々に三権分立とか思い出しましたし、勉強し直しましたよ。普段あまり触れない話題でしたので、勉強不足をひしひしと実感いたしました。法律や制度、見えないアーキテクチャ、勉強しておいて損はないですね。様々な人も言っていますが、女性裁判官は全員違憲としたところが、物を語っている気がします。

 

あと、今回調べたおかげで様々な裁判の判決文がPDFで手に入ることを知りました。判決文読むのって、結構楽しいですね笑 使われている法律用語とかググりまくる必要がありますが・・笑。みなさんも、気になる裁判の判決文が気になったら、ぜひ上記に記載した判決文検索のサイトで探してみてはいかがでしょうか。

 

話はそれますが、裁判の傍聴とかも面白いですね。一度冤罪事件の傍聴に伺ったことがあります。社会科見学のつもりで、暇な日に行ってみると面白いかもしれません。

 

そしてそして、蛇足ですが、ちなみに僕は、もし結婚するなら、奥さんには僕の名字になって欲しいです。実家がお寺で僕が長男だったりする事情で。さらに、とっても蛇足ですが、僕の本名の名字、結婚したい名字ランキングのベスト5にランクインしてたりします。笑 なので、割りとこれまでお付き合いしてきた女性に聞いた感じでは、「いいよ」と言ってくれる人しかいませんでした。笑 

 

ranking.goo.ne.jp

 

 

ラッキー。笑

 

 

amzn.to